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Excelのインポート

ActiveReportsでは、ActiveReports for .NET 20.0Jインポートウィザードを使用することでMicrosoft ExcelファイルをActiveReportsへ移行することができます。ActiveReports for .NET 18.0Jインポートウィザードは、複数のExcelファイルシートをActiveReportsに変換したい場合に特に有効です。このウィザードを使用することで、ActiveReports内でExcelファイルの各シートのレイアウトを手動で変更する時間と労力を省くことができます。

必要に応じてExcelファイルに定義情報を追加し、ウィザードにしたがって操作するだけで、Excelファイルのシートをページレポート/RDLレポートに簡単にインポートすることができます。Excelシートが1つの場合はレポートファイルとしてインポートされ、シートの名前はそのままレポート名になります。複数シートを持つExcelファイルは、デフォルトでは個別のレポートとしてインポートされ、名前もそれぞれ対応するExcelシートの名前がレポート名になります。ウィザード内で[単一のレポートファイルにすべてのシートをマージ]オプションを選択すると、複数のExcelシートを別々のレポートページとしてインポートすることができます。

注意:

  • .xls(Excel 97-2003)と.xlsm(マクロを含むOpen XML形式文書)はサポートされていないため、インポートすることができません。

  • ActiveReports for .NET 20.0Jインポートウィザードから、Excelファイルをセクションレポートにインポートすることはできません。

ActiveReports for .NET 20.0JインポートウィザードでのExcelファイルのインポート

  1. ActiveReports for .NET 20.0Jインポートウィザードを起動します。ウィザードは、[スタート]メニュー、あるいは ..\ActiveReportsNET20\Tools から ActiveReports.Imports.Win.exe を実行します。

  2. ActiveReports for .NET 20.0Jインポートウィザード]が表示されたら、[次へ]をクリックします。


  3. インポートするファイルの種類として「Excel workbook (xlsx)」を選択して[次へ]をクリックします。


  4. 省略記号<...>をクリックして、インポートするファイルが配置されている場所を参照します。[開く]ダイアログにインポート可能なファイルが一覧表示されます。

  5. インポートするシートを選択し、[開く]をクリックしてダイアログを閉じます。[次へ]をクリックします。


  6. 省略記号<...>を使用して、変換したレポートの出力先のフォルダを指定します。また、以下のオプションを設定することができます。

    • 出力するファイル形式]: Excelファイルをページレポート/RDLレポートのどちらでインポートするかを選択します。ページレポートは複数データソースをサポートしていません。レポートに複数のデータソースを追加したい場合は、RDLレポートを選択する必要があります。

    • 単一のレポートファイルにすべてのシートをマージ]: Excelシートを別々のレポートページとしてインポートする場合は、このオプションにチェックを入れます。1つ目のシートの名前がレポートの名前になります。

    • テキストとしてExcelの数式をインポートする]: Excelの数式をテキストとしてインポートする場合は、このオプションにチェックを入れます。チェックせずにインポートすると、数式は計算の結果としてインポートされます。

    メモ: 数式はチェックを入れない場合、計算結果の値としてインポートされActiveRepotsに存在する関数には変換されません。例:ROW関数は、RowNumber関数に変換されません。


  7. 次へ]をクリックして変換を開始します。


  8. 変換が完了したら[完了]ボタンをクリックしてダイアログを閉じ、出力先のフォルダへと移動して、変換されたレポートを表示します。[ログファイルを開く]にチェックを入れて、結果ログを確認することもできます。

Excelファイル内のテーブル領域を定義する

Excelファイル内のテーブル領域とは、Excelシート内に表形式で配置されたデータに対応するセルの範囲のことを指します。

インポートするExcelファイルに、Tableデータ領域としてActiveReportsにインポートしたい表がある場合は、表の領域を定義したのちにActiveReports for .NET 18.0Jインポートウィザードを起動する必要があります。そのような表が含まれていない場合は、事前の定義は必要ありません。

  1. インポートするExcelファイルを開いて、テーブル領域を選択します。

  2. 右クリックして、コンテキストメニューを表示します。

  3. 名前の定義]オプションを選択します。

  4. 新しい名前]ダイアログで、命名規則に基づいてテーブル領域と行を指定します。定義するには、下記の命名規則を守ってください。


  5. OK]ボタンをクリックします。

Excel内のテーブル領域を定義するための命名規則

ActiveReportsのTableデータ領域へのインポートが必要な表セクションを取得するには、Excel内にある表の領域と行を指定する必要があります。一般的には、表の領域は「 ARTable#.****** 」のように指定します。

  • # は複数のテーブル領域を指定するために使用しています。Excelで制限されているものでなければ、#に限らずどの文字を使用しても構いません(例 ARTable、ARTable_1、ARTableAbc)。

  • ****** には行(セクション)の名前が入ります(Detail、TableHeader、TableFooter、GroupHeader、またはGroupFooter)。複数行(Table Header/Footer、Detail、Group Header/Footer)を使用している場合は、行ごとに「 # 」を設定する必要があります(例 GroupHeader1、GroupHeader2、……)。

例1: 単一のテーブル領域を定義するには

作業

命名規則

テーブル領域全体を定義する

ARTable

行ごとに定義する

ARTable.Detail

ARTable.TableHeader

ARTable.TableFooter

ARTable.GroupHeader1

ARTable.GroupFooter1

例2: 複数のテーブル領域を定義するには

作業

命名規則

テーブル領域全体を定義する

ARTable1 ARTable2

行ごとに定義する

ARTable1.Detail

ARTable1.TableHeader

ARTable1.TableFooter

ARTable2.Detail

ARTable2.TableHeader

ARTable2.TableFooter

Excelテーブル領域の変換の規則

Excelのテーブル領域は、次の変換規則に基づいてActiveReportsにTableデータ領域としてインポートされます。

  • 指定されたExcelのテーブル領域の行数が3行以上にわたる場合、ファイルデータはテーブルのヘッダ、テーブルの詳細、テーブルのフッタに対して次のように変換されます。

    Excelの表

    ActiveReportsのTable

    1行目

    テーブルヘッダ

    最後の行

    テーブルフッタ

    その他の行

    詳細行

メモ: Tableデータ領域の詳細行のValue、Location、Size等のプロパティは、Excel表の1行目のセルの値からインポートされます。

  • 指定されたExcelのテーブル領域の行数が2行の場合、ファイルデータは次のように変換されます。

    Excelの表

    ActiveReportsのTable

    1行目

    テーブルヘッダ

    2行目

    詳細行

  • 指定されたExcelのテーブル領域の行数が1行の場合、ファイルデータは次のように変換されます。

    Excelの表

    ActiveReportsのTable

    1行目

    詳細行

サポートされているオブジェクトとプロパティ

以下は、サポートされているExcelのプロパティと、変換後のActiveReportsのページレポート/RDLレポートのプロパティの対応表です。

Excel

アイテム

プロパティ

ページレポート/RDLレポート

アイテム

プロパティ

ページ設定

ページ レイアウト

Report

-

サイズ

PaperSize

印刷の向き: 縦

PaperOrientation: Portrait

印刷の向き: 横

PaperOrientation: Landscape

余白(上、下、左、右)

Margins (Top, Bottom, Left, Right)

セル

TextBox

Value

位置

Location (Left, Top)

サイズ

Size (Width, Height)

配置

横書きテキスト


横位置: 標準

TextAlign: General

横位置: 左詰め(インデント)

TextAlign: Left

横位置: 中央揃え

TextAlign: Center

横位置: 右詰め(インデント)

TextAlign: Right

横位置: 両端揃え

TextAlign: Justify

横位置: 均等割り付け(インデント)

TextJustify: DistributeAllLines

横位置:(その他)

TextAlign: General

縦位置: 上詰め

VerticalAlign: Top

縦位置: 中央揃え

VerticalAlign: Middle

縦位置: 下詰め

VerticalAlign: Bottom

縦位置:(その他)

VerticalAlign: Top

縦書きテキスト


横位置: 標準

VerticalAlign: Middle

横位置: 左詰め

VerticalAlign: Bottom

横位置: 中央揃え

VerticalAlign: Middle

横位置: 右詰め

VerticalAlign: Top

横位置:(その他)

VerticalAlign: Middle

縦位置: 上詰め(インデント)

TextAlign: Left

Padding(Top)

縦位置: 中央揃え(インデント)

TextAlign: Center

縦位置: 下詰め(インデント)

TextAlign: Right

Padding(Bottom)

縦位置:(その他)

TextAlign: General

文字の制御: 折り返して全体を表示する

WrapMode: WordWrap

文字の制御: 縮小して全体を表示する

ShrinkToFit: True

文字の方向: 左から右

Direction: LTR

文字の方向: 右から左

Direction: RTL

フォント

フォント名

FontFamily

スタイル: 標準

FontStyle: Normal

スタイル: 斜体

FontStyle: Italic

スタイル: 太字

FontWeight: Bold

スタイル: 太字 斜体

FontWeight: Bold

サイズ

FontSize

Color

下線: なし

TextDecoration: None

下線: 下線

TextDecoration: Single

罫線

線のスタイル(上、下、左、右): 罫線なし

BorderStyle: None

線のスタイル(上、下、左、右): 実線(細)

BorderStyle: Solid

線のスタイル(上、下、左、右): 点線

BorderStyle: Dotted

線のスタイル(上、下、左、右): 破線

BorderStyle: Dashed

線のスタイル(上、下、左、右): 二重線

BorderStyle: Double

線の色

BorderColor

線の太さ: 細

BorderWidth: 1pt

線の太さ: 中

BorderWidth: 2pt

線の太さ: 太い

BorderWidth: 3pt

塗りつぶし

背景色

BackgroundColor

テーブル領域

テーブル領域の各セルはTextBoxコントロールに変換されます。

メモ: 表のデータがフィルタリングされている場合でも、テーブル領域全体がActiveReportsにインポートされます。

Table

Location (Left, Top)

Size (Width, Height)

FixedSize (Width, Height)

図オブジェクトはImageレポートコントロールに変換されます。

Image

Value

Source: Embedded

Sizing: FitProportional

Location (Left, Top)

Size (Width, Height)

制限事項

  • 結合したセル、およびテーブル領域を含み、それらがExcelページからはみ出るExcelファイルはインポートされません。

    • 結合したセル - 結合したセルがページの境界線をまたいでいる場合、このセルはインポートされません。

    • テーブル領域 - テーブル領域がページの境界線をまたいでいる場合、このテーブルはインポートされません。

  • ActiveReports for .NET 20.0Jインポートウィザードは、パスワードで保護されたExcelファイル の変換はサポートしていません。

  • Excelのレイアウトでインポートされるのは、1ページ目のものだけです(改ページプレビューに表示されたとおりにインポートされます)。

    注意:「拡大/縮小」が100%以外になっている場合は、差異が生じます。

  • 以下のExcelアイテムはActiveReportsにはインポートされません。

    1. ページ

      • ヘッダ/フッタ

    2. セル

      • 数値の書式(数値、通貨、日付などのすべての分類)

      • 取り消し線

      • 罫線の種類: 対角線

      • 塗りつぶし効果

      • 塗りつぶしパターン

      • コメント

      • ハイパーリンク

      • テーブルのスタイル

      • 条件付き書式

    3. オブジェクト

      • Table

      • Shape

      • Chart

      • ピボットテーブル

      • ワードアート

      • クリップアート

  • ExcelとActiveReportsでは、描画仕様が異なるため、まったく同じレイアウトが得られるとは限りません。確認されている相違点は、以下の通りです。

    • 縦書きに設定されたセルについて、半角英数字記号の描画内容が異なります。

    • Excelに表示される行(セル)の高さと、インポートされたActiveReportsのコントロールの高さが異なる場合があります。これは、ActiveReportsはExcelファイル内に保存されている実際の行の高さを参照してインポートする動作となっていますが、Excelの画面上に表示される行(セル)の高さとExcelファイル(.xlsx)内に保存されている行(セル)の高さが異なる場合があることに起因して発生します(例:Excelの画面上の高さ:"27.75"、Excelファイル内の高さ:"20.85")。