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新しいReactアプリケーションを作成する簡単な方法はパッケージランナーツールのcreate-react-appを使用することです。
次のコマンドを入力して、新しいReactアプリケーションを作成します。
npx create-react-app arjs-designer-app
ReactアプリケーションでWebデザイナコンポーネントを使用するには@grapecity/activereportsパッケージに含まれるWebデザイナコンポーネントを使用します。このパッケージをインストールするには、アプリケーションのルートフォルダから次のコマンドを入力します。
npm install @grapecity/activereports
また、Webデザイナコンポーネントを日本語で表示するため、ローカライズモジュールをインストールします。次のコマンドを入力します。
npm install @grapecity/activereports-localization
ReactアプリケーションのsrcフォルダにDesignerHost.jsファイルを追加、次のコードを設定します。typescriptを使用する場合はDesignerHost.tsファイルを追加し、次のコードを設定します。また、Webデザイナコンポーネントに必要なスタイル、およびローカライズモジュールをインポートします。
import React from "react";
import { Designer as ReportDesigner } from "@grapecity/activereports/reportdesigner";
import "@grapecity/activereports/styles/ar-js-ui.css";
import "@grapecity/activereports/styles/ar-js-designer.css";
import '@grapecity/activereports-localization-ja';
Webデザイナコンポーネントを初期化する関数を追加します。
const initDesigner = (designerHostSelector) => {
new ReportDesigner(designerHostSelector, { language: "ja" });
};
DesignerHost.js(またはDesignerHost.ts)にホストコンポーネントを追加します。
export const DesignerHost = () => {
React.useEffect(() => initDesigner("#designer-host"), []);
return <div id="designer-host"></div>;
};
このコンポーネントは、初回の描画が完了するとinitDesigner関数を呼び出し、Webデザイナコンポーネントを**#designer-host**要素の子ノードに追加します。
designer-host要素のスタイルをindex.cssファイルに追加します。
#designer-host {
margin: 0 auto;
width: 100%;
height: 100vh;
}
**App.js(ts)**ファイルを開き、以下の内容を設定します。
import React from "react";
import "./App.css";
import { DesignerHost } from "./DesignerHost";
function App() {
return <DesignerHost />;
}
export default App;
次のコマンドを入力してReactアプリケーションを実行します。ページ上にWebデザイナコンポーネントが表示されます。レポートに、コントロールの追加、プロパティの設定、データソースを作成するなど、基本的な機能を確認できます。
npm start
Reactアプリケーションを実行する際、JavaScriptのメモリ割当が不足し、ヒープエラーが発生する場合があります。
このエラーを回避するには、package.jsonファイルを開き、startスクリプトに次の設定を追加します。
"start": "react-scripts --max_old_space_size=4096 start"
Webデザイナコンポーネントを使用する方法については、チュートリアルおよびデモを参照してください。