ビューワの使用（Vite）

Viteは、次世代のフロントエンドWeb開発用ビルドツールであり、ネイティブESモジュール（ESM）を活用して、開発エクスペリエンスを向上させ、高度に最適化されたビルドを作成します。このチュートリアルでは、Vite（React）アプリケーションでActiveReportsJSビューワを使用する方法を説明します。

Vite（React）アプリケーションを作成する

新しいVite（React）アプリケーションを作成する簡単な方法はcreate-viteを使用することです。

create-viteを使用するためには事前にNodeJSがコンピュータにインストールされている必要があります。

コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、新しいViteアプリケーションを作成します。

npm init vite arjs-vite-react-app -- --template react

作成したディレクトリを作業ディレクトリとします。次のコマンドを入力して作業ディレクトリに移動します。

cd arjs-vite-react-app

次のコマンドを入力してActiveReportsJSのReact対応パッケージ、およびビューワを日本語化するためのローカライズパッケージをインストールします。

npm install @mescius/activereportsjs-react @mescius/activereportsjs-i18n

src\index.cssファイルを開き、以下のスタイルを追加します。

#viewer-host {
  width: 95vw;
  height: 100vh;
}

src\App.jsxファイルを開き、以下の内容を設定します。

import React from "react";
import "./App.css";
import "@mescius/activereportsjs/styles/ar-js-ui.css";
import "@mescius/activereportsjs/styles/ar-js-viewer.css";
import { Viewer } from "@mescius/activereportsjs-react";
import "@mescius/activereportsjs/pdfexport";
import "@mescius/activereportsjs/htmlexport";
import "@mescius/activereportsjs/xlsxexport";
import "@mescius/activereportsjs/tabulardataexport";
import "@mescius/activereportsjs-i18n";

function App() {
  return (
    <div id="viewer-host">
      <Viewer report={{ Uri: "reports/quick-start-sample.rdlx-json" }} language="ja" />
    </div>
  );
}

export default App;

public\reportsディレクトリを作成し、サンプルレポートを作成するで作成したquick-start-sample.rdlx-jsonファイルを配置します。
次のコマンドを入力してVite（React）アプリケーションを実行します。

npm run dev

ブラウザで「localhost:5173」を参照し、アプリケーションを表示します。

quick-start-viewer

注意事項

Vite（React）アプリケーションを実行またはビルドする際、「'vite'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」というエラーが発生する場合があります。

このエラーを回避するには、node_modulesフォルダを削除し、npm installを実行して必要なすべてのパッケージを再インストールします。次に、npm run devを再度実行します。