このガイドでは、DioDocs for PDF を使用してテキスト「Hello、World!」を描画したPDF ファイルを生成するプログラムの作成方法について説明します。
DioDocs for PDF のアセンブリは、.NET Standard 2.0 をサポートするすべてのターゲットで使用できます。 このチュートリアルでは、.NET コンソールアプリケーションを構築する方法を示します。 Windows 用の Visual Studio、macOS 用 Visual Studio for Mac、そして Linux では Visual Studio Code で実行するために必要な手順を説明します。
$ mkdir ~/MyApp # アプリケーション用のディレクトリを作成する $ cd ~/MyApp $ dotnet new console # MyApp.csproj と Program.cs ファイルを使用して .NET アプリケーションを作成する
<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk"> <PropertyGroup> <OutputType>Exe</OutputType> <TargetFramework>netcoreapp3.1</TargetFramework> </PropertyGroup> <ItemGroup> <PackageReference Include="DioDocs.Pdf.ja" Version="7.1.3" /> </ItemGroup> </Project>
$ cd ~/MyApp $ dotnet restore # MyApp.csproj の参照パッケージを取得する $ dotnet run # 既定のアプリを実行する
using System; using System.Drawing; using GrapeCity.Documents.Pdf; using GrapeCity.Documents.Text; namespace MyApp { class Program { static void Main(string[] args) { // 新規 PDF ドキュメントを作成します: GcPdfDocument doc = new GcPdfDocument(); // ページを追加して、そのグラフィックスを取得します: GcPdfGraphics g = doc.NewPage().Graphics; // ページ内に文字列をレンダリングします: g.DrawString("Hello, World!", // 標準的なフォントを使用します(標準的な14種類の PDF フォントは // DioDocs for PDF に組み込まれており、常に利用可能です): new TextFormat() { Font = StandardFonts.Times, FontSize = 12 }, // ページ座標は左上隅が原点です。標準では72 DPIです: new PointF(72, 72)); // PDF を保存します: doc.Save("HelloWorld.pdf"); } } }ここでアプリケーションを実行します:
$ cd ~/MyApp $ dotnet run # MyApp を実行する
これで DioDocs for PDF を使用した PDF ファイルが生成され、HelloWorld.pdf がプロジェクトディレクトリに保存されます。
基本的には同じプログラムが Hello, World! に実装されているので、実際の動作を試すことができます:
これでチュートリアルは終了です。DioDocs for PDF の詳細は、 製品ヘルプ を参照してください。