OLAP：ピボットパネル

PivotPanelコントロールは、PivotEngineのフィールドとフィールドリストを編集するためのドラッグアンドドロップUIです。

フィールドリストでフィールドをドラッグしてビューを構築し、各フィールドのコンテキストメニューを使用して書式設定や集計などのフィールドプロパティをカスタマイズできます。

代替テキスト

PivotPanelコントロールの作成

PivotPanel.itemsSourceプロパティをPivotEngineのインスタンスに設定して、2つのコンポーネントを接続します。

最初に、パネルのホスト要素を作成します。

<div id="panel"></div>

次に、PivotPanelコントロールを初期化し、PivotEngineを連結します。

let engine = new wjOlap.PivotEngine();
engine.itemsSource = rawData;

let panel = new wjOlap.PivotPanel('#panel');
panel.itemsSource = engine;

PivotEngineはいくつかのフィールドコレクションを持ち、以下のプロパティとして公開されています。

fields：データソースにあるすべてのフィールドを含みます。
valueFields：「測定値」として使用されるフィールドを含みます。通常は、エンジンによって集計される数値です。
rowFieldsおよびcolumnFields：「次元」として使用されるフィールドを含みます。通常は、データをグループに分割するために使用される文字列または日付です。
filterFields：データのフィルタ処理にのみ使用される（出力サマリーには含まれない）フィールドを含みます。

PivotPanelでは、フィールドの複数のコピーをvalueFieldsコレクションにドラッグできます。こうすると、パネルが独自のプロパティを持つクローンを作成します。

これにより、さまざまな集計や計算を使用してフィールドを集計できます。たとえば、ある列には合計を表示し、別の列には平均、累計、パーセント値などを表示できます。

PivotEngineは、各次元フィールドがビューに一度だけ表示されるようにします。「Buyer」フィールドをcolumnFields領域にドラッグすると、rowFields領域からは自動的に削除されます。

PivotEngineは、次元フィールドを使用して、データをグループに分割します。書式設定された値が使用されるため、日付フィールドを年（yyyy）または四半期（q）で書式設定すると、年または四半期でデータが集計されます。

データを年と四半期の両方で集計する場合は、日付フィールドの2つのコピーを作成し、それぞれに異なる書式とヘッダーを設定します。

filterFieldsリストを使用して、測定値や次元として使用されていないフィールドに基づいてフィルタを適用できます。

たとえば、特定の年の支出のみをBuyerおよびType別に表示するとします。

それには、次の手順に従います。

PivotPanelのコンテキストメニューから、フィールドを編集できます。それには、パネルでフィールドを右クリックし、［フィールドの設定］オプションを選択します。これにより、フィルタなどのフィールドのプロパティを編集できるダイアログが表示されます（右側のPivotGridからも実行できます）。

データを含むPivotEngineオブジェクトにPivotPanelが連結されたら、コードなしでビューを操作できます。大部分のユーザーは、この方法でツールを操作します。

最初にフィールドを選択し、フィールドリストに追加します。