エクスポート設定
ActiveReports.Viewerクラスを生成する際、ExportSettingsオプションを使用する、またはAngular、React、VueのビューワのexportSettingsプロパティを使用することで事前に設定することができます。設定する際の値は、次のようなオブジェクトである必要があります。
const exportSettings = {
pdf: {
author: "Mescius",
// PDFエクスポート設定のデフォルト値
},
xslx: {
author: "Mescius",
// Excelエクスポート設定のデフォルト値
},
html: {
title: "Mescius",
/// HTMLエクスポート設定のデフォルト値
},
'tabular-data': {
outputType: "plain",
// CSVエクスポート設定のデフォルト値
},
};次のセクションでは、エクスポート形式毎の様々な設定について説明します。
PDFエクスポート設定
名前 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
title | string | PDF文書のメタデータに表示するタイトルを設定します。 |
author | string | PDF文書のメタデータに表示する作成者を設定します。 |
keywords | string | PDF文書のメタデータに表示するキーワードを設定します。 |
subject | string | PDF文書のメタデータに表示する件名を設定します。 |
userPassword | string | PDF文書を開く際に必要なパスワードを設定します。設定で指定された制限が適用されます。 |
ownerPassword | string | PDF文書の無制限アクセスするパスワードを設定します。 |
printing | 'lowResolution' | 'highResolution' | 'none' | PDF文書が許可する印刷モードを設定します。 |
copying | boolean | PDF文書からコンテンツのコピーを許可するかを設定します。 |
modifying | boolean | PDF文書の編集を許可するかを設定します。 |
annotating | boolean | PDF文書のコンテンツに注釈の追加を許可するかを設定します。 |
contentAccessibility | boolean | PDF文書のアクセシビリティを許可するかを設定します。 |
documentAssembly | boolean | PDF文書の結合を許可するかを設定します。 |
pdfVersion | '1.3' | '1.4' | '1.5' | '1.6' | '1.7' | '1.7ext3' | 'PDF/A-2b' | 'PDF/A-3b' | PDF文書のPDFバージョンを設定します。 |
autoPrint | boolean | PDF文書を開く際に自動で印刷するかを設定します。 |
filename | string | PDF文書のファイル名を設定します。 |
メモ
PDFのバージョンが「1.3」の場合、印刷、内容のコピー、文書の変更、注釈の4種類の基本オプションのみ設定できます。他のオプションを設定するには、PDFのバージョンを「1.4」以降に設定する必要があります。
Adobe Acrobat Readerや他のほとんどのアプリにて、PDF文書の結合を許可していないため、文書アセンブリが常に［許可しない］となっています。Adobe Acrobatでは、実際の文書アセンブリの許可状態を表示する必要があります。詳細については、この「フォーラム・スレッド」を参照してください。
Excelエクスポート設定
名前 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
creator | string | Excel文書のメタデータに表示される作成者を設定します。 |
size | string | Excel文書の用紙サイズを設定します。 |
orientation | 'Landscape' | 'Portrait' | Excel文書の印刷の向きを指定します。 |
sheetName | string | Excel文書のシート名を設定します。 |
password | string | Excel文書を開く際に必要なパスワードを設定します。 |
filename | string | Excel文書のファイル名を設定します。 |
HTMLエクスポート設定
名前 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
title | string | HTML文書のタイトルを設定します。 |
filename | string | HTML文書のファイル名を設定します。 |
autoPrint | boolean | HTML文書が開かれた際に自動で印刷するかを設定します。 |
multiPage | boolean | 出力されたHTML文書内の各ページを、それぞれ個別の文書としてエクスポートするかを設定します。 |
embedImages | 'embed' | 'external' | 'none' | 出力するHTML文書に画像を埋め込むかを設定します。 「embed」は、画像がbase64に変換され、ドキュメント内に埋め込まれます。 「external」は、画像が別ファイルに保存します。この設定は出力形式が「zip」または「auto」に設定した場合のみ有効です。 |
outputType | 'zip' | 'html' | 'auto' | HTML文書の出力形式を設定します。「zip」はファイルを圧縮して出力し、「html」はHTMLファイルで出力します。「auto」は［複数ページをまとめて保存］と［画像の埋め込み］プロパティに基づいて出力形式を決定します。 |
CSVエクスポート設定
名前 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
colSeparator | string | CSVファイルの列区切り文字を指定する文字列を設定します。 |
rowSeparator | string | CSVファイルの行区切り文字を指定する文字列を設定します。 |
quotationSymbol | string | CSVファイルで1つの値として保持するテキストを折り返すために使用される文字列を設定します。 |
outputType | 'zip' | 'plain' | 出力形式を設定します。レポートに複数のTableまたはTablixが含まれており、出力形式が「zip」の場合、各TableとTablixは別々のファイルに保存されます。 |
tableSeparator | string | レポートに複数のTableまたはTablixが含まれており、出力形式が「plain」の場合、TableとTablixを相互に分離するために使用される文字列を設定します。 |