変換

ToBoolean

指定した値をブール値に変換します。

構文

ToBoolean(value)

引数

value：変換する値です。

例：

次の式を使用して、trueまたはfalseを含む文字列をブール値に変換できます。

{ToBoolean("true")}

ToChar

指定した値をUnicode文字に変換します。

構文

ToChar(value)

引数

value：変換する値です。

例：

次の式を使用して、著作権マークを文字に変換できます。

{ToChar(169)}

ToDateTime

指定した値を日付の値に変換します。

構文

ToDateTime(value)

引数

value：変換する値です。

例：

次の式を使用して、2020-05-06の文字列を対応する日付に変換することができます。

{ToDateTime("2020-05-06")}

ToInt16, ToInt32, ToInt64, ToUInt16, ToUInt32, ToUInt64, ToDecimal, ToByte, ToDouble, ToSingle

指定した値を数値に変換します。JavaScript番号は、国際IEEE 754標準に従って、常に倍精度浮動小数点数として格納されます。

構文

ToInt16(value)
ToInt32(value)
ToInt64(value)
ToUInt16(value)
ToUInt32(value)
ToUInt64(value)
ToByte(value)
ToDouble(value)
ToSingle(value)

引数

value：変換する値です。

例：

次の式を使用して、123の文字列を数値に変換することができます。

{ToInt16("123")}

ToString

指定した値を文字列に変換します。

構文

ToString(value)

引数

value：変換する値です。

例：

次の式を使用して、123.456の数値を文字列に変換することができます。

{ToString(123.456)}

.ToString

値を指定された形式の文字列に変換します。

構文

<Value>.ToString(<String>)

引数

Value：文字列変換する基となる変数です。
String：変換する形式を指定します。

例：

次の式を使用して、OrderDateを日付型の文字列に変換します。

{OrderDate.ToString("dd MMM yyyy")}

Format

書式文字列に含まれる指示に従って書式設定された値を含む文字列を返します。

構文

Format(value, format)

引数

value：書式設定する値です。
format：書式文字列です。ActiveReportsJSは、書式文字列に対して.NET規則に従います。

例：

次の式を使用して、UnitPriceフィールドを小数点以下3桁の通貨として書式設定することができます。

{Format(UnitPrice, "c3")}

ToArray

指定された式の値を含む配列を返します。

構文

ToArray(expression, [scope], [recursive])

引数

expression：集計値を計算する式です。
scope ：オプションの計算のスコープです。
recursive ：計算を再帰的に実行するかどうかを示すオプションの式です。

例：

次の式を使用して、現在のスコープ内でコンマで区切られたProductNameフィールドの値を返すことができます。

{Join(ToArray(ProductName), " ,")}