C1GridView は、クライアント編集をサポートします。このサンプルでは、クライアント編集の使用時にセッションオブジェクト内に格納されているデータセットを更新する方法、 およびクライアント側カスタムエディタを提供する方法を示します。

このサンプルでは、次のプロパティを使用します。

• AllowClientEditing - エンドユーザーに現在のセル値の編集を許可します。
• AllowKeyboardNavigation - エンドユーザーに、キーボードを使用した現在のセル位置の変更を許可します。
• HighlightCurrentCell - 現在のセル位置を強調表示します。

このサンプルでは、以下のクライアント側イベントハンドラを使用して、ShippedDate 列用のカスタムエディタ（wijinputdate）を作成します。

• OnClientBeforeCellEdit - 編集の前にカスタムエディタを作成します。
• OnClientBeforeCellUpdate - 編集を終了する前に、編集した値をグリッドに渡します。
• OnClientAfterCellEdit - 編集の完了時にエディタを破棄します。

このサンプルでは、以下のサーバー側イベントハンドラを使用します。

• RowUpdating - クライアントから取得した値でデータソースを更新します。
• EndRowUpdating - 変更をコミットします。

次の場合、現在のセルが編集モードになります。

• 左マウスボタンでダブルクリックされました。
• キーボードで F2 キーが押されました（カーソルがエディタ領域の末尾に置かれます）。
• いずれかの英数字キーが押されました（元の値が入力されたシンボルに置き換えられます）。

次の場合、現在のセルの編集がコミットされます。

• 現在のセル位置が変更されました。
• F2 キーまたは Enter キーが押されました（デフォルトのエディタのみ）。

［Esc］キーを押すと、現在のセルの編集がキャンセルされ、元の値に戻ります。

現在の行位置が変化すると、累積したすべての変更がサーバーに送られます。