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Wijmo_Input.Inputnumber

InputNumber クラス

InputNumber コントロールでは、数値を入力できます。

このコントロールはユーザーが誤って無効なデータを入力することを防ぎ、編集時に数値を書式設定します。 [-]キーを押すと、カーソルの位置に関係なく、編集中の値の記号が反転します。 min プロパティとmax プロパティを使用すると、入力可能な値の範囲を制限できます。 また、step プロパティを使用すると、クリックで値を増減できるスピナーボタンを提供できます。 min およびmax プロパティの使用方法については、 「minおよびmaxプロパティの使用」トピックを参照してください。 現在選択されている数値を取得または設定するには、value プロパティを使用します。 次の例では、いくつかのInputNumber コントロールを作成し、それぞれ異なる書式、範囲、 ステップ値を使用した場合の効果を示します。

Example

階層

コンストラクタ

constructor

  • new InputNumber(element: any, options?: any): InputNumber
  • InputNumber クラスの新しいインスタンスを初期化します。

    引数

    • element: any

      コントロールをホストするDOM要素、またはホスト要素のCSS セレクター(例: '#theCtrl')。

    • オプション options: any

      コントロールの初期化データを含むJavaScriptオブジェクト。

    戻り値 InputNumber

プロパティ

format

format: string

編集中の数値の表示に使用される書式を取得または設定します(Globalize を参照)。

この書式文字列は、.NETスタイルの標準の数値書式文字列として表されます。

hostElement

hostElement: HTMLElement

コントロールをホストしているDOM要素を取得します。

inputElement

inputElement: HTMLInputElement

コントロールによってホストされているHTML入力要素を取得します。

このプロパティは、入力要素の属性をカスタマイズする場合に使用します。

inputType

inputType: string

コントロールによってホストされているHTML入力要素の"type"属性を取得または設定します。

デフォルトでは、このプロパティは"tel"に設定されており、マイナス記号と小数点記号を含む数値キーパッドが表示されます。

デフォルトのままでは現在のカルチャ、デバイス、またはアプリケーションに関してうまく機能しない場合は、このプロパティを使用してデフォルト設定を変更します。その場合、値を"number"または"text"に変更してみてください。

"number"タイプのような入力要素はChromeで選択を防ぐため、推奨されません。詳細については、http://stackoverflow.com/questions/21177489/selectionstart-selectionend-on-input-type-number-no-longer-allowed-in-chrome を参照してください。

isDisabled

isDisabled: boolean

コントロールが無効かどうかを判定する値を取得または設定します。

無効化されたコントロールは、マウスイベントやキーボードイベントを取得できません。

isReadOnly

isReadOnly: boolean

ユーザーがマウスとキーボードを使用してコントロール値を変更できるかどうかを示す値を取得または設定します。

このプロパティのデフォルト値はfalse です。

isRequired

isRequired: boolean

コントロールの値を必ず数値に設定しなければならないか、(コントロールの内容を削除することによって)値をnullに設定できるかを示す値を取得または設定します。

このプロパティのデフォルト値はtrueです。

isTouching

isTouching: boolean

現在、コントロールがタッチイベントを処理しているかどうかを示す値を取得します。

isUpdating

isUpdating: boolean

コントロールが現在更新中かどうかを示す値を取得します。

max

max: number

ユーザーが入力できる最も大きい数値を取得または設定します。

min およびmax プロパティの使用方法については、 「minおよびmaxプロパティの使用」トピックを参照してください。

min

min: number

ユーザーが入力できる最も小さい数値を取得または設定します。

min およびmax プロパティの使用方法については、 「minおよびmaxプロパティの使用」トピックを参照してください。

placeholder

placeholder: string

コントロールが空のときにヒントとして表示される文字列を取得または設定します。

repeatButtons

repeatButtons: boolean

スピナーボタンがリピートボタン(押された状態で繰り返し実行するボタン)として動作するかどうかを決定する値を取得または設定します。

このプロパティのデフォルト値はtrueです。

rightToLeft

rightToLeft: boolean

要素内のコントロールを右から左のレイアウトでホストするかどうかを示す値を取得します。

showSpinner

showSpinner: boolean

コントロールに値を増減するスピナーボタンを表示するかどうかを示す値を取得または設定します(ステッププロパティを0以外の値に設定する必要があります)。

このプロパティのデフォルト値はtrueです。

step

step: number

ユーザーがスピナーボタンを押したときにvalue プロパティを増減する量を取得または設定します。

text

text: string

コントロールに表示されているテキストを取得または設定します。

value

value: number

コントロールの現在の値を取得または設定します。

静的 controlTemplate

controlTemplate: string

InputNumber コントロールのインスタンス化に使用されるテンプレートを取得または設定します。

メソッド

addEventListener

  • addEventListener(target: EventTarget, type: string, fn: any, capture?: boolean, passive?: boolean): void
  • このControl が所有する要素にイベントリスナーを追加します。

    コントロールは、アタッチされているリスナーとそのハンドラのリストを保持し、 コントロール が破棄されているときにそれらを簡単に削除すること ができます(disposeremoveEventListener ) メソッドを参照してください)。

    イベントリスナーを削除しないと、メモリリークが発生する可能があります。

    デフォルトでは passive パラメータはfalseに設定されています。これはイベントハンドラが event.preventDefault() を呼び出すことを意味します。 タッチイベントまたはマウスホイールイベントにpassiveハンドラを追加する場合は、このパラメータをtrueに設定するとアプリケーションのパフォーマンスが向上します。

    passive イベントリスナーの詳細については、「Improving scrolling performance with passive listeners」を参考してください。

    引数

    • target: EventTarget

      イベントのターゲット要素。

    • type: string

      イベントを指定する文字列。

    • fn: any

      イベントが発生したときに実行する関数。

    • オプション capture: boolean

      リスナーがターゲット要素によって処理される前にコントロールによって処理される必要があるかどうかを示します。

    • オプション passive: boolean

      ハンドラーが preventDefault() を呼び出さないことを示します。

    戻り値 void

applyTemplate

  • applyTemplate(classNames: string, template: string, parts: Object, namePart?: string): HTMLElement
  • コントロールの新しいインスタンスにテンプレートを適用し、ルート要素を返します。

    このメソッドはテンプレート化されたコントロールのコンストラクターによって呼び出され、 テンプレートのパーツを対応するコントロールメンバにバインドする役割を持ちます。 以下のサンプルコードは、InputNumber コントロールのインスタンスにテンプレートを適用します。 このテンプレートには、'wj-part'属性が'input'、'btn-inc'、および'btn-dec'に設定された要素を含める必要があります。 コントロールのメンバである'_tbx'、'_btnUp'、'_btnDn'には、これらの要素への参照が割り当てられます。

    this.applyTemplate('wj-control wj-inputnumber', template, {
      _tbx: 'input',
      _btnUp: 'btn-inc',
      _btnDn: 'btn-dec'
    }, 'input');

    引数

    • classNames: string

      コントロールのホスト要素に追加するクラスの名前。

    • template: string

      コントロールのテンプレートを定義するHTML文字列。

    • parts: Object

      パーツ変数とその名前のディクショナリー。

    • オプション namePart: string

      ホスト要素にちなんで名付けられたパーツの名前。 これにより、コントロールがフォームで使用されたときにデータをどのように送信するかが決まります。

    戻り値 HTMLElement

beginUpdate

  • beginUpdate(): void

clamp

  • clamp(value: number): number
  • min プロパティおよびmax プロパティで定義された範囲内の値を返します。

    引数

    • value: number

      クランプする値。

    戻り値 number

containsFocus

  • containsFocus(): boolean
  • このコントロールにフォーカスのある要素が含まれているかどうかをチェックします。

    戻り値 boolean

deferUpdate

  • deferUpdate(fn: Function): void
  • beginUpdate/endUpdate ブロック内で関数を実行します。

    この関数の実行が完了するまでコントロールは更新されません。 このメソッドは、関数が例外を生成した場合でも endUpdate が呼び出されるようにします。

    引数

    • fn: Function

      実行する関数。

    戻り値 void

endUpdate

  • endUpdate(): void

focus

  • focus(): void
  • このコントロールにフォーカスを設定します。

    戻り値 void

getTemplate

  • getTemplate(): string
  • コントロールのインスタンスの作成に使用されたHTMLテンプレートを取得します。

    このメソッドは、クラス階層をさかのぼってコントロールのテンプレートを指定する最も近い祖先を探します。 たとえば、ComboBox コントロールのプロトタイプを指定した場合、 そのプロトタイプによってDropDown 基本クラスで定義されたテンプレートがオーバーライドされます。

    戻り値 string

hasOwnProperty

  • hasOwnProperty(v: PropertyKey): boolean
  • オブジェクトが指定されたプロパティを持つかどうかを判定します。

    引数

    • v: PropertyKey

      プロパティの名前。

    戻り値 boolean

initialize

  • initialize(options: any): void
  • 指定したオブジェクトからプロパティをコピーしてコントロールを初期化します。

    このメソッドを使用すると、各プロパティの値をコードで設定する代わりにプレーンなデータオブジェクトを使用してコントロールを初期化できます。

    例:

    grid.initialize({
      itemsSource: myList,
      autoGenerateColumns: false,
      columns: [
        { binding: 'id', header: 'Code', width: 130 },
        { binding: 'name', header: 'Name', width: 60 }
      ]
    });
    // これは以下と同等です。
    grid.itemsSource = myList;
    grid.autoGenerateColumns = false;
    // など
    

    初期化データは適用時に型チェックされます。 初期化オブジェクトに不明なプロパティ名または無効なデータ型が含まれている場合、このメソッドは例外をスローします。

    引数

    • options: any

      初期化データを含むオブジェクト。

    戻り値 void

invalidate

  • invalidate(fullUpdate?: boolean): void
  • 非同期更新を発生させるため、コントロールを無効にします。

    引数

    • オプション fullUpdate: boolean

      内容だけでなくコントロールのレイアウトも更新するかどうか。

    戻り値 void

isPrototypeOf

  • isPrototypeOf(v: Object): boolean
  • オブジェクトが別のオブジェクトのプロトタイプチェーンに存在するかどうかを判定します。

    引数

    • v: Object

      プロトタイプチェーンが判定される別のオブジェクト。

    戻り値 boolean

onRefreshed

onRefreshing

onTextChanged

  • textChanged イベントを発生させます。

    引数

    戻り値 void

onValueChanged

propertyIsEnumerable

  • propertyIsEnumerable(v: PropertyKey): boolean
  • 指定されたプロパティが列挙可能かどうかを判断します。

    引数

    • v: PropertyKey

      プロパティの名前。

    戻り値 boolean

removeEventListener

  • removeEventListener(target?: EventTarget, type?: string, fn?: any, capture?: boolean): number
  • このControl が所有する要素にアタッチされている1つまたは複数のイベントリスナーを解除します。

    引数

    • オプション target: EventTarget

      イベントのターゲット要素。 nullの場合、すべてのターゲットにアタッチされているリスナーが解除されます

    • オプション type: string

      イベントを指定する文字列。 nullの場合、すべてのイベントにアタッチされているリスナーが解除されます。

    • オプション fn: any

      削除するハンドラ。 nullの場合は、すべてのハンドラが削除されます。

    • オプション capture: boolean

      リスナーがキャプチャリスナーかどうか。 nullの場合、キャプチャリスナーと非キャプチャリスナーの両方が解除されます。

    戻り値 number

selectAll

  • selectAll(): void
  • コントロールにフォーカスを設定してそのすべての内容を選択します。

    戻り値 void

toLocaleString

  • toLocaleString(): string
  • 現在のロケールを使用して文字列に変換された日付を返します。

    戻り値 string

toString

  • toString(): string
  • オブジェクトの文字列表現を返します。

    戻り値 string

valueOf

  • valueOf(): Object
  • 指定されたオブジェクトのプリミティブ値を返します。

    戻り値 Object

静的 disposeAll

  • disposeAll(e?: HTMLElement): void
  • HTML要素に含まれるすべてのWijmoコントロールを破棄します。

    引数

    • オプション e: HTMLElement

      コンテナー要素。

    戻り値 void

静的 getControl

  • getControl(element: any): Control
  • 指定したDOM要素でホストされているコントロールを取得します。

    引数

    • element: any

      コントロールをホストするDOM要素、またはホスト要素のCSS セレクター(例: '#theCtrl')。

    戻り値 Control

静的 invalidateAll

  • invalidateAll(e?: HTMLElement): void
  • 指定したHTML要素に含まれるすべてのWijmoコントロールを無効化します。

    このメソッドは、コントロールの表示状態やサイズを変更する 動的なパネルをアプリケーションで使用している場合に使用します。 たとえば、スプリッタ、アコーディオン、およびタブコントロールは通常、 その中の要素の表示状態を変更します。この場合、その要素に含まれるコントロールに通知しないと、 それらのコントロールが適切に機能しなくなる可能性があります。 これが起こる場合は、動的コンテナーで適切なイベントを処理し、 Control.invalidateAll メソッドを呼び出してコンテナー内のWijmoコントロールの レイアウト情報が適切に更新されるようにする必要があります。

    引数

    • オプション e: HTMLElement

      コンテナー要素。nullに設定すると、ページ上に存在するすべてのWijmoコントロールが無効化されます。

    戻り値 void

静的 refreshAll

  • refreshAll(e?: HTMLElement): void
  • HTML要素で存在するすべてのWijmoコントロールを更新する。

    コントロールが時間おいて更新される代わりに直ちに更新されること以外はinvalidateAll メソッドと同様です。

    引数

    • オプション e: HTMLElement

      コンテナー要素。nullに設定すると、ページ上に存在するすべてのWijmoコントロールが無効化されます。

    戻り値 void

イベント

gotFocus

gotFocus: Event

コントロールがフォーカスを取得したときに発生します。

lostFocus

lostFocus: Event

コントロールがフォーカスを失ったときに発生します。

refreshed

refreshed: Event

コントロールが内容を更新した後で発生します。

refreshing

refreshing: Event

コントロールが内容を更新する直前に発生します。

textChanged

textChanged: Event

text プロパティの値が変更されたときに発生します。

valueChanged

valueChanged: Event

ユーザーアクションの結果として、またはコードでの割り当てにより、value プロパティの値が変化すると発生します。