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npmではWijmoは@mesciusスコープ内のwijmo.*パッケージのセットで表されます。@mescius/wijmo.allはライブラリのすべてのパッケージを表します。
他のnpmパッケージと同様に、使用するにはNodeJSがコンピュータにインストールされている必要があります。
コマンドラインから次のコマンドを実行すると、Wijmoの最新のリリース版をnpmからインストールできます。
npm install @mescius/wijmo.all
@の後ろに製品バージョンを指定すると、特定のバージョンをインストールできます。
npm install @mescius/wijmo.all@5.20191.xxx
リリース版に加えて、RC版(リリース候補版)とナイトリー版も公開しています。RC版とナイトリー版はテスト専用であり、本番環境では使用しないでください。
最新のRC版をインストールするには、次のコマンドを使います。
npm install @mescius/wijmo.all@rc
最新のナイトリー版をインストールするには、次のコマンドを使います。
npm install @mescius/wijmo.all@nightly
また、RC版とナイトリー版は@mesciusスコープでのみ公開されます。
通常、アプリケーションにはWijmoパッケージの特定のサブセットのみが必要です。これは、使用するフレームワークの有無と使用方法によって異なります。
Wijmoはこの作業を容易にする特別なグループパッケージ(wijmo.*.all)を提供しています。グループパッケージにはコードが含まれておらず、パッケージ依存関係のみが指定され、_npm_または_yarn_でグループに関連する実際のパッケージをインストールできます。
コアとなるPure JavaScript(フレームワークを含まない)パッケージのみをインストールするには、このコマンドを使用します。
npm install @mescius/wijmo.purejs.all
特定のフレームワーク用のパッケージをコアPure JavaScriptパッケージと一緒にインストールするには、次のコマンドを使用します。
npm install @mescius/wijmo.{framework}.all
**{framework}**は、angular2、react、vue2、webcomponentsのいずれかの値を取ります。
たとえば、このコマンドはPure JavaScriptパッケージと一緒に Angular パッケージをインストールします。
npm install @mescius/wijmo.angular2.all
特定のWijmoパッケージをインストールすることもできます。このパッケージが依存するすべてのパッケージは自動的にインストールされます。
たとえば、アプリケーションにwijmo.gridパッケージしか必要ない場合は、次のコマンドを使用してインストールできます。
npm install @mescius/wijmo.grid
次の wijmo.grid 依存パッケージは自動的にインストールされます。
@mescius/wijmo.input
@mescius/wijmo
@mescius/wijmo.styles
WijmosのCSSスタイル、テーマ、SCSSのファイルは、@mescius/wijmo.stylesパッケージに含まれます。
最も基本的な**@mescius/wijmo**パッケージはstylesパッケージへの依存を宣言しているので、通常はこのパッケージを明示的にインストールする必要はなく、他のWijmoパッケージと一緒に自動的にインストールされます。
言語/国固有の書式記述子とUI文字列を含むカルチャーファイルは、独立した**@mescius/wijmo.cultures**パッケージに含まれます。このコマンドを使用してインストールすることができます。
npm install @mescius/wijmo.cultures
すべてのWijmoパッケージには、複数の形式(ES5/ES2015言語とCommonJS/ESMモジュール形式の組み合わせ)のJavaScriptファイルが含まれています。package.jsonのmainフィールドでは、既定の形式としてES5+CommonJSファイルを参照します。WebpackバンドラーやSystemJSランタイムモジュールローダーなどのツールと一緒にそれらのモジュールを使うことができます。
TypeScriptまたはBabelで開発されたアプリケーションにWijmoモジュールをインポートするには、ES2015のimport文を使用できます。 import文のモジュール名はすべて**@mescius/プレフィックスで始まり、その後にモジュール名が続きます。たとえば、次のコードはwijmo.grid**モジュールをインポートしてFlexGridコントロールのインスタンスを作成します。
import * as wjcGrid from '@mescius/wijmo.grid';
let grid = new wjcGrid.FlexGrid('#hostElement');
ES5でコードを書く場合は、CommonJSの**require()**関数を使用してモジュールをインポートできます。
var wjcGrid = require('grapecity/wijmo.grid');
var grid = new wjcGrid.FlexGrid('#hostElement');
コントロールを画面に正しく表示するには、Wijmo CSSスタイルファイルへの参照を追加する必要があります。
HTMLページに_link_タグを追加することも可能です。
<link href="node_modules/@mescius/wijmo.styles/wijmo.css" rel="stylesheet" />
または、次のようにES2015の_import_文を記述します。
import '@mescius/wijmo.styles/wijmo.css';
または、相対パスで指定します。
import './node_modules/@mescius/wijmo.styles/wijmo.css';
import文で指定されたパスの実際の形式は、アプリケーションで使用されているバンドラー/モジュールローダーと、その設定内容によって異なります。
SPAアプリケーションの場合は、アプリケーションのルートモジュールのどこかに、CSSファイルを1回だけインポートするだけで十分です。
同様に、次のようにテーマファイルをインポートすることができます。
import '@mescius/wijmo.styles/themes/wijmo.theme.cerulean.css';
テーマファイルをインポートする場合は、wijmo.cssスタイルファイルをインポートする必要はありません。機能的には、これを両方ともインポートしても間違いではありません。
次のような_import_ステートメントを使用して**@mescius/wijmo.cultures**パッケージから特定のカルチャーファイルを適用できます。
import '@mescius/wijmo.cultures/wijmo.culture.ja';
Angular CLI、create-react-app、Vue CLIなどの一般的な開発ツールでWijmo npmモジュールを使用する方法については、Wijmoクイックスタートのブログ記事を参照してください。
Wijmo 2019J v1では、npmパッケージの仕様が変更されました。そのため、2018J v3以前のバージョンから2019J v1以降のバージョンに移行するには、次の手順を行う必要があります。
旧バージョンのnpmパッケージをアンインストールします。
npm uninstall wijmo
新バージョンのnpmパッケージをインストールし直します。
npm install @mescius/wijmo.xxx.all
import文のモジュール名を次のルールに従って置換します。
wijmo/wijmo
→ @mescius/wijmo
wijmo/styles
→ @mescius/wijmo.styles
wijmo/cultures
→ @mescius/wijmo.cultures
Wijmo 2019J v1以降のバージョンから新バージョンへ移行するには、次の手順を行います。
npm updateコマンドを実行します。
npm update
npm updateコマンドで最新版へアップデートできない場合は、次のコマンドで最新版をインストールし直します。
npm install @mescius/wijmo.xxx.all@latest
特定のバージョンへアップデートする場合は、次のコマンドで特定のバージョンをインストールし直します。
npm install @mescius/wijmo.xxx.all@バージョン番号