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各描画領域は、テキストを描画するdrawTextメソッドを提供します。これは次の引数を取ります。
描画するテキスト
テキストの描画先となるポイントのX座標(オプション)
テキストの描画先となるポイントのY座標(オプション)
テキスト描画オプション(オプション)
例
doc.drawText("Wijmo");
// または
doc.drawText("Wijmo", 0, 30);
// または
doc.drawText("Wijmo", null)
現在のテキスト座標という概念があります。現在のテキスト座標は、描画領域のxプロパティとyプロパティで表されます。位置決め引数が定義されていない場合は、これらの座標がdrawTextメソッドによって使用されます。drawTextメソッドを呼び出すたびに、現在のテキスト座標が内部的に更新され(メソッドに明示的に座標を渡した場合でも)、以降のテキストは直前のテキストの下に配置されます。
指定した行数(デフォルトは1)だけY軸を下または上に移動するには、moveDownメソッドとmoveUpメソッドを使用します。
四角形内のテキストは、次の定義のように描画されます。
x引数とy引数は、領域の左上隅を決定します。省略した場合は、代わりに現在のテキスト座標が使用されます。
widthプロパティとheightプロパティは、領域のサイズを決定します。widthを省略すると、水平方向の領域はページの右マージンまでに制限されます。heightを省略すると、垂直方向の領域は本文セクションの下端までに制限されます。それぞれの方向の領域のサイズを無制限にするには、Infinityを使用します。
領域内のテキストは、自動的に折り返されてクリッピングされます。heightを定義しない場合、本文セクションの下端を超えたテキストは、自動的に新しいページにまで拡張されます。
領域内のテキストを水平方向にどのように配置するかを指定するには、alignプロパティを使用します。left(デフォルト)、center、right、justifyの各配置メソッドがサポートされます。
たとえば、次のコードは、現在のテキスト座標を使用して300x100の四角形内にテキストを描画し、右に揃えます。
doc.drawText("Wijmo", null, null, {
height: 100,
width: 300,
align: wijmo.pdf.PdfTextHorizontalAlign.Right
});