[]
PdfDocumentでは、各ページがヘッダー、本文、フッターの3つのセクションに分割されます。各セクションは、PdfPageAreaクラスで表される1つの描画領域を表し、テキストとグラフィックの描画に使用される独自のメソッドを持ちます。
描画領域は互いに分離されないため、ある領域で行った描画が他の領域に影響する場合があります。各描画領域は独自の座標系を持ちます。(0, 0)座標は領域の左上隅です。
PdfDocumentクラスインスタンスは、本文セクション自体を表し、headerプロパティとfooterプロパティはそれぞれヘッダーセクションとフッターセクションを表します。
import * as wijmo from '@mescius/wijmo';
import * as wjPdf from '@mescius/wijmo.pdf';
var doc = new wjPdf.PdfDocument();
doc.header.drawText('ヘッダー');
doc.drawText('本文');
doc.footer.drawText('フッター');
//フッターまたはヘッダーを非表示にするには、領域のheightプロパティを0に設定します。
var doc = new wjPdf.PdfDocument({
header: { height: 0 },
footer: { height: 0 }
});
初期化中に、レイアウト、サイズ、マージンなどのページ設定をpageSettingsオブジェクトに格納し、PdfDocumentのコンストラクタに渡して、ページ設定を定義できます。
layoutは、ページの向きを決定します(縦または横)。
sizeは、ページのサイズを決定します。事前定義されたサイズとカスタムサイズの両方がサポートされています。
marginsは、ページのマージンを決定します。
次に例を示します。
var doc = new wjPdf.PdfDocument({
pageSettings: {
layout: wjPdf.PdfPageOrientation.Portrait,
size: wjPdf.PdfPageSize.Letter,
margins: {
left: 72,
top: 72,
right: 72,
bottom: 72
}
}
});
既存のページのこれらの設定を実行時に変更することはできません。
自動的に追加されるページまたはaddPageメソッドを呼び出して追加されるページの設定を提供するには、pageSettingsプロパティを使用します。現在のページ設定を取得するには、currentPageSettingsプロパティを使用します。
doc.addPage(doc.currentPageSettings);