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時間の経過とともに通貨または他の資産の価格変動を示すのに役に立ちます。これらのプロットは、横軸に沿って時間を配置し、データ値を高値、安値、始値、終値で表す形状にエンコードします。
ローソク足プロットは、始値と終値を示す長方形を使用して価格情報を表示します。始値が終値より高い場合に、長方形は背景色で塗りつぶされます。高値と安値は、長方形の上下から突き出た垂直線で示されます。たとえば、「ローソク足」デモは、仮想企業の株価の動きを示します。
HiLoCloseプロットは、マーカー付きの線を使用して価格情報を表示します。マーカーは終値を示します。この線の最上端が高値、最下端が安値を示します。たとえば、「HiLoClose」デモは、仮想企業の株価の動きを示します。
HiLoOpenCloseプロットは、2つのマーカーを持つ線を使用して価格情報を表示します。始値は左側のマーカーで示し、終値は右側のマーカーで示します。この線の最上端が高値、最下端が安値を示します。たとえば、「HiLoOpenClose」デモは、仮想企業の株価の動きを示します。
ローソク足、HiLoClose、HiLoOpenCloseのプロットテンプレートとそのプロパティを使用して、上記のすべてのチャートの種類を構成できます。
次のデモを使用して、プロットのプロパティを試すことができます。デモでは、エクスプローラに移動し、 [プロット-Plot 1] を選択し、プロパティタブを使用してプロットの設定を変更できます。
レポートにChartデータ領域を追加し、チャートウィザードの最初のページでプロットの種類を「ローソク足」、「HiLoClose」、「HiLoOpenClose」のいずれかに設定し、[次へ]をクリックすると、ウィザードに[ローソク足 設定]、[HiLoClose 設定]、または[HiLoOpenClose 設定]ページが表示されます。
[データ] セクションでは、1つ以上のデータ値を追加できます。
[カテゴリ] セクションでは、カテゴリエンコーディングを設定できます。
これらのプロットの値コレクションは、視覚化する価格情報を含むデータ値を決定します。値コレクションには、3つや4つのバインドされたフィールドの参照またはより高度な式を持つValueプロパティが含まれます。これらの式には、高値、安値、始値、終値を構成するためにhigh、low、open、closeのラベルが含まれます。たとえば、「ローソク足」デモは、次のデータ値が設定されます。
カテゴリエンコーディングは、データ値を表す形状が生成される期間を決定する一連のプロパティです。
カテゴリ: 日付を示すバインドされたフィールドの参照です。たとえば、「HiLoClose」デモでは、チャートがデータレコードごとにHigh、Low、Close、Dateフィールドを含むデータセットにバインドされます。プロットのカテゴリエの式は「{Date}」に設定されます。
カテゴリの並べ替えの式: カテゴリ値の表示順序を決定します。
チャートウィザードは、 [カテゴリ] セクションではカテゴリエンコーディングに対して次のプロパティを提供します。
フィールド: 単一のカテゴリ式をフィールドとして表示します。
並べ替え: カテゴリエンコーディングの並べ替えの順序は、[並べ替え]プロパティのみを表示します。並べ替え式は、フィールドプロパティと同じ値に自動的に設定されます。
次のプロパティを使用して、上記のすべてのプロットを形成する形状を微調整できます。任意のデモでは、次のプロパティを使用して、実際の効果を確認できます。
不透明度: 形状の不透明度をパーセント値で定義します。0%を設定すると完全に透明になり、100%を設定すると完全に不透明になります。
クリッピングモード: プロットを描画する方法を示します。
Fit: プロットをエリアに収めるように利用可能なすべてのスペースを使用します。
Clip: プロットエリアの境界内に合わせてプロットを切り取ります。
None: Fitと同じです。
[背景]セクション
背景色: ローソク足プロットの始値よりも終値が低いことを示す長方形の塗りつぶし色を決定します。
[スタイル]セクション
線の色 、 線のスタイル 、 線の幅: ローソク足プロットの長方形の境界線またはHiLoCloseとHiLoOpenCloseプロットの線の外観を設定します。
「ルール」設定を使用すると、1つ以上のデータ条件に基づいて、プロットの外観に適用するif-thenルールを作成できます。条件は、次のいずれかの値を参照できる式です。
Chart!CurrentDataHigh
:現在のデータ値の高値を返します。
Chart!CurrentDataLow
:現在のデータ値の安値を返します。
Chart!CurrentDataOpen
:現在のデータ値の始点の値を返します。
Chart!CurrentDataClose
:現在のデータ値の終値を返します。
Chart!NextDataHigh
:次のデータ値の高値を返します。
Chart!NextDataLow
:次のデータ値の安値を返します。
Chart!NextDataOpen
:次のデータ値の始値を返します。
Chart!NextDataClose
:次のデータ値の終値を返します。
Chart!PreviousDataHigh
:前のデータ値の高値を返します。
Chart!PreviousDataLow
:前のデータ値の安値を返します。
Chart!PreviousDataOpen
:前のデータ値の始値を返します。
Chart!PreviousDataClose
:前のデータ値の終値を返します。
Chart!CurrentCategory
:現在のカテゴリエンコーディングの値を返します。
Chart!PreviousCategory
:前のカテゴリエンコーディングの値を返します。
Chart!NextCategory
:次のカテゴリエンコーディングの値を返します。
条件式には、レポートのパラメータおよび演算子への参照を含めることができます。条件を作成する最も簡単な方法は、[ルール-条件]式エディタを使用することです。式エディタは、 [条件] プロパティの右側にあるボックスをクリックすることで開かれます。
条件が満たされると、ローソク足、HiLoClose、HiLoOpenCloseプロットの次のプロパティを適用できます。
ローソク足の背景色
ローソク足の罫線の色
ローソク足の罫線の幅
ローソク足の罫線のスタイル
たとえば、「ローソク足」デモでは、プロットに次のルールを設定して、始値よりも終値が高いデータ点を描画できます。
出力は次のようになります。