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式では、次のタイプの演算子を使用できます。演算子のオペランドは、参照などの式にすることができます。このセクションでは、さまざまな演算子について説明し、それらの使用方法のいくつかの例を示します。
算術演算子はオペランドとして数値を受け取り、1つの数値を返します。
+
:加算
-
:減算
*
:乗算
/
:除算
\
:整数除算演算子は、1つのオペランドが2番目のオペランドで除算されたときに残った余りを破棄します。
^
:第1オペランドを第2オペランドの累乗にした結果を返します。
Mod
:1つのオペランドを2番目のオペランドで除算したときに残った余りを返します。
たとえば、「固定レイアウトを使ったレポート」デモでは、次の式を使用して請求書の合計を計算します。
{Sum(Quantity * UnitPrice * (1 - Discount))}
比較演算子は、オペランドを比較し、その結果がtrueであるかどうかに基づいてブール値を返します。
<
:左のオペランドが右のオペランドよりも小さい場合はtrueを返します。
<=
:左のオペランドが右のオペランド以下の場合はtrueを返します。
>
:左のオペランドが右のオペランドよりも大きい場合はtrueを返します。
>=
:左のオペランドが右のオペランド以上の場合はtrueを返します。
=
:左のオペランドが右のオペランドと等しい場合はtrueを返します。
<>
:左のオペランドが右のオペランドと等しくない場合はtrueを返します。
Like
:左側のオペランドが、通常の文字と次のワイルドカード文字を含める右側のオペランドと一致する場合、trueを返します。
%
:0文字以上の任意の文字列。
_
:任意の1文字。
[ ]
:角かっこ内の任意の1文字と一致する文字。
[^]
:指定した範囲に含まれない任意の1文字。
Is
:左のオペランドと右のオペランドの両方が同じオブジェクトを参照する場合に、trueを返します。これは、データセットのフィールド値がNullであるかどうかを確認するために使用できます。たとえば、「BandedListを使ったレポート」デモでは、次の式を使用して、画像を持っていない従業員に対してプレースホルダーを表示します。
{IIF(AvatarUrl Is Null, "https://demodata.grapecity.com/images/contoso/EmployeePhotos/no-photo.jpg", "https://demodata.grapecity.com" + AvatarUrl)}
+
演算子と&
演算子は、2つの文字列値を連結し、2つのオペランドの文字列を連結した文字列を返します。
論理演算子はブール値で使用されます。
And
:両方のオペランドがtrueである場合はtrueを返します。
Not
:オペランドがtrueである場合はfalseを返します。
Or
:いずれかのオペランドがtrueである場合はtrueを返します。
Xor
:オペランドの1つがtrueである場合はtrueを返します。両方のオペランドがtrueまたはfalseの場合は、falseを返します。
AndAlso
:左のオペランドを評価し、falseの場合は処理を停止してfalseを返します。それ以外の場合は、右のオペランドを評価し、trueの場合はtrueを返します。
OrElse
:左のオペランドを評価し、trueの場合は処理を停止してtrueを返します。それ以外の場合は、右のオペランドを評価し、trueの場合はtrueを返します。
ビット演算子は、オペランドを10進数ではなく、ビットの集合として扱います。
<<
:バイナリ表現の左のオペランドを、右のオペランドで指定されたビット分だけ左にシフトします。右から0で詰めます。
>>
:バイナリ表現の左のオペランドを、右のオペランドで指定されたビット分だけ右にシフトします。溢れたビットは破棄します。