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SpreadJSでは、シートのビューポートを拡大または縮小表示するズーム操作を実行できます。また、特定のズーム制限を設定することもできます。
メモ:
セルサイズとセル内のデータは、ビューポートと共に拡大または縮小表示されます。
罫線、グリッド線、固定線、分割バー、および選択インジケータは影響を受けません。
拡大/縮小表示するには、以下のいずれかの方法を使用できます:
[Ctrl]キーとマウスホイール
ステータスバーのズームスライダー
2本の指でのタッチ操作(タッチデバイスのみ)
zoomFactorメソッド(sheet.zoom(zoomFactor))
zoomFactorメソッドを使用して、表示倍率を0.1から4の範囲で設定できます。ズーム機能はデフォルトで有効になっています。無効にするには、 options.allowUserZoom プロパティをfalseに設定します。
次のサンプルコードは、 options.allowUserZoom プロパティを設定します。
spread.options.allowUserZoom = false;
ズーム操作を実行するときに、 ViewZooming および ViewZoomed イベントが発生します。これらのイベントを使用して、ズーム操作に介入し、ビューポートの最小または最大のズームレベルを制限するなどの操作を適用できます。
次のサンプルコードは、 newZoomFactor 引数を使用して、シートのビューポートの最小または最大のズームレベルを設定します。
// newZoomFactor引数を使用してズームレベルを制限します。
// allowUserZoomをtrueに設定します。
spread.options.allowUserZoom = true;
activeSheet.bind(GC.Spread.Sheets.Events.ViewZooming, function (e, info) {
if (info.newZoomFactor >= 2) {
info.newZoomFactor = 2; // 最大のズーム倍率は2です。
}
if (info.newZoomFactor < 1) {
info.newZoomFactor = 0.5; // 最小のズーム倍率は0.5です。
}
});
次のサンプルコードは、 cancel 引数を使用して、シートのビューポートの最大のズームレベルを設定します。
// cancel引数を使用してズームレベルを制限します。
// allowUserZoomをtrueに設定します。
spread.options.allowUserZoom = true;
activeSheet.bind(GC.Spread.Sheets.Events.ViewZooming, function (e, info) {
if (info.newZoomFactor >= 2) {
info.cancel = true; // ズームアクションをキャンセルします。
}
});
SpreadJSデザイナを使用してズーム操作を実行することもできます。
シートのビューポートを素早く拡大または縮小するには、ステータスバーの ズームスライダーを使用して倍率レベルを調整します。ズームスライダーを右または左にドラッグして拡大または縮小できます。また、- または + 記号を使用して段階的に拡大または縮小することもできます。
SpreadJSデザイナで拡大/縮小する別の方法は、表示タブのズームグループにあるズームオプションを使用することです。
このグループには次のオプションがあります。
ズーム: リストから使用したい倍率レベルを選択します。
100%: シートのビューポートを元の100%のサイズで表示します。
選択範囲に合わせて拡大/縮小: 選択したセル範囲を最大化して表示するように拡大/縮小して表示します。