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(Showing Draft Content)

シンプルなピボットレポート

シンプルなピボットレポートには、要約された情報を表示するTablixデータ領域が含まれます。この要約された情報には、合計、平均、またはわかりやすい方法でグループ化されたその他の統計にすることができます。


このチュートリアルでは、デフォルトの行グループと列グループを含んだTablixデータ領域を使用してシンプルなピボットレポートを作成する手順を説明します。


このチュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。



レポートにデータをバインドする

  1. 新しいレポートを作成します。デフォルトでは、空白の RDLレポート が作成されます。

  2. データソースに接続します。

    1. [データ] タブをクリックして、データソースの [+ 追加] をクリックします。

    2. [データソースの編集] ダイアログでは、次のURLをリモートJSONプロバイダの [エンドポイント] に指定します。

    https://demodata.grapecity.com/northwind/odata/v1/
  3. データセットを追加します。

    このチュートリアルでは、複数のデータテーブルからデータを取得しています。

    1. 追加したデータソースの [新規データセット] をクリックします。

    2. [新規データセットの編集] ダイアログでは、 URI/パス に「OrderDetails」を入力します。

    3. [パラメータ] プロパティで、 [項目の追加] をクリックし、パラメータと値を入力します。

      • パラメータ: $expand 、 値: Order,Product

    4. [計算フィールド] プロパティで、 [項目の追加] をクリックし、パラメータと値を入力します。

      • パラメータ: OrderYear 、 値: =Year(Fields.Item("Order.OrderDate").Value)

      • パラメータ: OrderQuarter 、 値: =Quarter(Fields.Item("Order.OrderDate").Value)

    データソースへの接続とデータセットの追加については、[データバインディング](Databinding)を参照してください。

レポートレイアウトを作成する

  1. レポートのデザイン領域にTablixデータ領域 をドラッグ&ドロップします。



    デザイン面にデータ領域をドラッグ&ドロップすると、 Tablixウィザード が自動的に表示されることに注意してください。 Tablixウィザード は、Tablixの設計に役立ちます。本ウィザードを使用すると、データをバインドし、クイックレイアウトオプションによってスタイルの設定、データの整理、およびデータ値の合計行の追加を行うことができます。

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Tablixデータ領域にデータをバインドする

Tablixデータ領域にデータを設定していきます。各行には製品名を、各列には注文年を表示し、それに対する合計価格を表示します。

  1. Tablixウィザード で、 [Product.ProductName] フィールドを行グループにドラッグ&ドロップします。

  2. [OrderYear] フィールドを列グループにドラッグ&ドロップします。

  3. [UnitPrice] フィールドをTablixの本体領域 Values にドラッグ&ドロップします。

    これにより、[UnitPrice]フィールドが 「= Count([UnitPrice])」に変更されます。

  4. OK をクリックして変更を保存します。




    列がフィールドにバインドされているテーブルが作成されます。

または、最初にTablixデータ領域 をレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップし、フィールドを行と列のグループ、および本文領域にドラッグ&ドロップすることもできます。


製品の合計価格を表示するには、次の手順を行います。

  1. [UnitPrice] フィールドを格納している本体領域を選択します。

  2. [プロパティ]タブの[共通]セクションの[値]プロパティの隣にあるラジオボタンをクリックします。

  3. 表示されるリストから [式...] を選択し、 表示される[式エディタ: 共通 - 値]ダイアログの[式]プロパティに「=Sum(Fields!UnitPrice.Value * Fields!Quantity.Value))」の式を入力します。


    これで、Tablixデータ領域は次のように表示されます。



Tablixデータ領域の列の合計を表示するには、次の手順を行います。

  1. Tablixデータ領域に対応する Tablixウィザードを開く... アイコン をクリックします。

  2. Tablixウィザード では、 列グループの合計 オプションをチェックオンにして、OrderYearsの合計価格を表示します。


    これで、Tablixデータ領域は次のように表示されます。



列ヘッダにラベルを追加するには、次の手順を行います。

  1. Product Product Nameを含むテキストボックスを選択し、 製品名 に変更します。

  2. 同様に、 Total を含むテキストボックスを選択し、 合計価格 として値を入力します。


    これで、Tablixデータ領域は次のように表示されます。


ページヘッダを追加する

  1. デザイナの上部にある [レポート] タブに移動し、 [ヘッダの追加] オプションを選択します。


  2. ヘッダ領域にTextBoxコントロール をドラッグ&ドロップします。

  3. テキストボックス内をクリックして、「年によって注文」とテキストを入力します。

ピボットレポートの外観をカスタマイズする



メモ: 必要に応じてデータを格納する各コントロールの位置やサイズを調整し、外観を整えてください。

  1. ページヘッダの背景色を設定するには、 [背景] セクションの [背景色] プロパティを 「#f1f1f1」 に設定します。

  2. テキストの配置を設定するには、 [テキスト] セクションの [水平方向の整列] プロパティを「Left」、 「Right」、 「Center」、 などに設定する、および、 [テキスト] セクションの [垂直方向の整列] プロパティを「Top」、 「Middle」、 または 「Bottom」 に設定します。

  3. [テキスト] セクションの [フォント名] プロパティでは、ページヘッダ領域と本文領域のテキストボックスのフォントを「Song」に設定します。

  4. [テキスト] セクションの [色] プロパティでは、ページヘッダーのテキストの色を「#3da7a8」に設定します。また、 [テキスト] セクションの [サイズ] プロパティを使用して、フォントサイズを「16pt」に設定します。

  5. 価格フィールドで表示形式を「通貨」に設定します。 これを行うために、価格フィールドを含むテキストボックスを選択し、 [テキスト] セクションの [表示形式] を「通貨」に設定します。

レポートを表示/保存する

  1. [プレビュー] をクリックし、レポートの最終結果を表示します。

  2. プレビューモードを終了するには、デザイナの左上隅にある [戻る] をクリックします。

  3. [名前を付けて保存] をクリックして、レポートの名前を任意のものに変更し、 [レポートの保存] をクリックします。