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通常、セルに入力されたデータが長すぎてセル内に収まらない場合は、テキストが途切れているように見えるかデータが水平方向にオーバーフローされます。
SpreadJS では、テキスト全体を単一のセルで表示するには、スペースまたはハイフンを含むテキストを折り返すことができます。折り返し機能をセルに適用すると、セル内のテキストは列幅に合わせて折り返され、複数行に表示されます。その後列幅を変更すると、折り返されたテキストが自動的にセル内に調整されます。
以下の画像は、A1セル内に折り返しテキストを表示しています。
テキストの折り返し機能は、ユーザーが下記の操作を実行したい場合に役立ちます。
スプレッドシート全体で列幅の一貫性を維持しながら、セルに長いテキスト情報を保存します。
テキストをセルに表示するときに、テキストの切り捨てやオーバーフローを避けます。
テキストの読みやすさを向上し、印刷用にテキストを合わせます。
長いテキストを単一のセル内に調整するために、手動で改行を入力する必要がなくなります。
SpreadJS でテキストの折り返しを有効にするには、wordWrap()メソッドの値をtrueに設定します。その後、実行時に列幅を変更すると、折り返されたテキストがExcelのように調整されます。セパレーターの後ろのテキストが指定された列幅内に収まらない場合は、行全体が折り返されます。
下記のコードは、セルにハイフンを含むテキストを折り返す方法を示します。
// Spreadを初期化します。
var spread = new GC.Spread.Sheets.Workbook(document.getElementById('ss'), {
sheetCount: 2
});
// ActiveSheetを取得します。
activeSheet = spread.getSheet(0);
activeSheet.setColumnWidth(0, 200);
activeSheet.setRowHeight(0, 200);
activeSheet.getCell(0, 0, 3).value('test1-test2-test3-test4').wordWrap(true);
sheet2 = spread.getSheet(1);
sheet2.setColumnWidth(0, 200);
sheet2.setRowHeight(0, 200);
sheet2.getCell(0, 0, 3).value('test1 test2 test3 test4').wordWrap(true);
折り返されたテキストブロックをコピーして、別の SpreadJSのワークシートまたは Excelのシートに、テキストの折り返し設定を維持したまま貼り付けることもできます。