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チャート:ローソク足チャート

ローソク足チャートは、株、デリバティブ商品、通貨などの経時的な価格変動を表すために使用されます。


ヒゲ線のサイズは高値と安値で決定され、棒のサイズは始値と終値で決定されます。棒の色は、終値が始値より高いか(空白の棒)低いか(塗りつぶされた棒)を示します。


FlexChartコントロールを使用してローソク足チャートを作成するには、日付を含むプロパティの名前をbindingXプロパティに設定し、高値、安値、始値、終値の各値を表すプロパティの名前を含むカンマ区切り文字列をbindingに設定した1つの系列を追加します。

import * as chart from '@mescius/wijmo.chart';

// チャートを作成します
var myChart = new chart.FlexChart('#myChart', {
    itemsSource: getData(),
    bindingX: 'date',
    chartType: 'Candlestick',
    series: [
        { binding: 'high,low,open,close', name: 'Alphabet Inc' }
    ]
});

ローソク足チャート

代替塗りつぶし色の設定

ローソク足チャートがサポートしている追加要素には、スタイル設定が必要です。これは、データポイントの始値が終値より大きい場合の代替塗りつぶし色です。


altStyle(代替スタイル)は、横棒チャート、縦棒チャート、および散布図での負の値、およびローソク足、新値足、エクイボリュームなどの株価チャートタイプの上昇値に使用されます。デフォルトでは、altStyleはnullで、デフォルトのスタイルが使用されます。


例:

myChart.series[0].style = {
    fill:'green', 
    stroke:'darkgreen',
    strokeWidth: 1
};

myChart.series[0].altStyle = {
    fill:'red', 
    stroke:'darkred',
    strokeWidth: 1
};

ツールチップのカスタマイズ

ローソク足チャートタイプにプロットされる値は1つだけではないため、デフォルトのツールチップより多くの情報を表示できると便利です。


ツールチップのcontentプロパティはHTMLテンプレートです。これに、系列、データポイント、データ要素などに関する情報を入れることができます。次に例を示します。

myChart.tooltip.content = '<b>{date:MMM dd}</b><br/>' +
    '<table>' +
        '<tr><td>high</td><td>{high:c}</td><tr/>' +
        '<tr><td>low</td><td>{low:c}</td><tr/>' +
        '<tr><td>open</td><td>{open:c}</td><tr/>' +
        '<tr><td>close</td><td>{close:c}</td><tr/>' +
    '</table>';

この例の「date」、「high」、「low」、「open」、「close」は、連結フィールドの名前です。


ローソク足ツールチップ